多くの人にとって大規模震災はこれまで経験したことのないこと。そのため被災したらどうしたら良いか分からなくなります。そこで被災時の道標として、熊本地震の対応手順を「マンション地震対応箱MEAS」にまとめました。被災時に何をすればいいのか書かれたシートの指示に従って住民が動くことで、震災時の対応ができるようになります。
2023年デザインを一新
よりわかりやすく、より使いやすく、手に取りやすくなりました。
マンションを対象にした、”被災〜復旧までの対応を支援する”防災ツールはこれまでありませんでした。今回のリニューアルは、「被災時の道標」(マンション防災の救急箱)としてマンション住民が取るべき対応を順序立て、ツールとしてデザインすることで、さらに使いやすくしました。
こちらは初動アクション、被災時に何をすればいいのか、シートの指示に従って住民が対応できるようになっています。マニュアルではなく、人が行動しやすい指示書であることが特徴です。
多くの管理組合では、大規模震災を経験したことがなく、そのため被災したら、まずどうしたら良いか分からなくなります。被災地とつながり、”被災したらどうなるか”を学び、どのような対応が必要になるかといった知識を得られるマンション地震対応箱MEASを活用する防災対策のセミナーを実施しています。管理組合や住民が参加することで、マンション防災力の向上が期待されています。
大規模震災時にマンションの復旧工事を適切に実施できる正しい知識と技術を持った施工業者が必要になることから、マンション計画修繕施工協会と連携して復旧工事のできる人材育成を進めるため、2024年春に「RC造震災復旧施工者教育」を開始する予定です。今後、マンション管理組合が被災時に復旧工事事業者が探しやすくなる「復旧時支援ネットワーク」の取り組みを準備し、大規模震災時に復旧に必要なサービスを開発していきます。
「マンション地震対応箱MEAS」は、さらに使いやすく改訂し、さらに管理組合向けマンション防災対策支援のサービスを新たにご用意してリニューアル。ユーザーのみなさまの防災対策に役立つセミナーやコミュニティへの参加、被災時に役立つ震災時復旧ネットワークなどが、利用できるようになります。
これまでのご愛顧に感謝申し上げますとともに、その間製品をお届けできずにご不便をおかけしますが、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。今後とも、大規模震災時にマンションで必要な対応が取れるために役立つツールやサービスを提供していきますので、何卒よろしくお願いします。